第八十四番札所 屋島寺
標高300㍍、美しい台形型の屋島山頂、北嶺に佇む「屋島寺」
源平合戦の古戦場とあって、参拝者のみならず観光客も多いお寺です。
仁王門、りっぱな山王門をくぐって境内に入ります。
参道を進むと、左手にあるのが「宝物館」
屋島寺の秘宝や、源平合戦の遺品などが収蔵されています。
鎌倉時代に建造された本堂は、入母屋造り本瓦葺き、柱は朱漆で、国指定重要文化財です。
屋島山には、四国狸の総大将・太三郎狸が夫婦で仲良く住んでいました。
家庭円満、縁結びの守り神、「蓑山大明神」として奉られています。
鐘楼も鎌倉時代の作、平家供養の鐘ともいわれ、国指定重要文化財です。
残念ながら鐘にひびが入り、今は鳴らすことができません。
観光客も多い屋島寺は、参上駐車場から近い東門もりっぱです。
屋島は、地形といい地質といい、ジオサイトとしても面白いスポットですよ。
参拝のおりは、源平合戦古戦場巡りや、美しい地形も堪能してください。
5月10日放送内容の再生はこちらから |
第八十三番札所 一宮寺
高松市街地から少し離れた、一宮町にある「一宮寺」
遍路小屋プロジェクトで建てられた「遍路小屋」が、歩き遍路道沿いにあります。
源平合戦の地ということで、那須与一の扇の的がモチーフです。
大小のわらじが掛けられた仁王門をくぐると、正面が本堂です。
ご本尊は聖観音様、大きな心で参拝者を包んでくれます。
コンパクトに美しく配置された、気持ちのいい境内
本堂の右手にある大師堂
入ると、お大師様とご縁を結ぶ善の綱がありました。
この綱を手で包むと、弘法大師様と心が繋がるとのこと、、、
本堂左手には、薬師如来がまつられている小さな祠があります。
地獄の釜の音が煮えたぎる音が聞こえるという「地獄の釜」とも呼ばれています。
祠に頭を入れて音を確かめてみてください。
悪い心がけの人は、頭が抜けなくなるのですよ。
参拝の折は、ぜひチャレンジしてください。
5月3日放送内容の再生はこちらから |