今回は、21番札所 太龍寺と22番札所 平等寺の間にある古い遍路道「いわや道」を歩きます。
かつてはお遍路のメインルートだったいわや道ですが、昭和50年代に石灰岩採掘の影響で通れなくなりました。5年前、国の史跡に指定されたのをきっかけに地元の皆さんの手で整備され、今では3キロほどの区間が通行できるようになっています。沿道には道しるべや丁石が数多く残り、往時の姿を偲ぶ事ができます。
※けわしい道ですので、雨の日や午後2時以降は立ち入らないでください。
20番札所 鶴林寺と21番札所 太龍寺の間にある、徳島県阿南市の「果樹オーナーの宿 碧(あおい)」をご紹介します。地元の農家が、果樹オーナーが宿泊するために始めた民宿ですが、今ではお客の大半がお遍路さんです。鶴林寺、太龍寺の二つの難所が連続するこの地域は、心がくじけそうになるお遍路さんも多く、遍路宿の役割は重要です。
今週も徳島県小松島市内の遍路道を歩いて巡ります。18番札所・恩山寺から19番札所・立江寺へは、およそ4キロの道のりです。小松市に上陸して屋島を目指した義経の伝説や、関所寺とされる立江寺ならではの昔話など、様々な歴史に触れる事ができるコースです。