室戸市にある3つの札所の一つ25番津照寺は、 その昔「船を救った」といわれる楫取り地蔵がご本尊です。 また平安後期に書かれた今昔物語集には、 この津照寺が火事になったおりに、 ご本尊自らがお堂から出て村人に知らせたという話も残っています。
麓から真っすぐ空に伸びるような石段を登っていくと、 途中朱塗りの龍宮城を思わせる鐘楼門があります。 沖に出た船からも見えることから「仏の灯台」とも呼ばれているそうです。