今日では、多くの人が鳴門市の一番札所 霊山寺から四国遍路をスタートさせます。しかし、交通機関が発達する以前は、鳴門の岡崎港から霊山寺に至るまでの道も、お遍路さんが行きかう遍路道でした。 船で鳴門に上陸したお遍路さんは、阿波の五街道の一つ 撫養街道を西へ向かい、霊山寺を目指しました。沿道には往時を偲ばせる史跡や風情のある家々が残っています。