34番札所 種間寺
2016年5月8日(日)
「日本一美しい川」として人気のある仁淀川。
その河口の町、高知市春野町にある種間寺は、地元の人々から「安産の薬師さん」と親しまれているお寺です。
境内には赤ちゃんを抱いた子育て観音像があり、安産祈願に奉納された底を抜いた柄杓がその周りをぐるりと取り囲んでいます。
ここ春野町は、江戸時代に整備された水路が網の目のように広がっており、その豊富な水と温暖な気候で育った野菜は「春野野菜」と呼ばれ県内外に多く出荷されています。
また毎年6月には、水路沿いに植えられたアジサイを楽しむ「あじさい祭り」が行われ、多くの見物客が集まります。
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33番札所 雪蹊寺
2016年5月1日(日)
32番禅師峰寺から33番雪蹊寺へ進むには、県営渡船「龍馬」で海を渡るコースと、浦戸湾にかかる浦戸大橋を渡る2つのコースがあります。
海面からの高さ約50m、歩き遍路さんに嫌われているこの橋を渡りきると、高知を代表する観光スポット「桂浜」が見えてきます。
有名な坂本龍馬像をはじめ、一帯には桂浜水族館や土佐犬パーク、坂本龍馬記念館など、見所が一杯です。
また毎年春と秋には、龍馬像の隣に高さ13メートルの展望台を設置し、龍馬と同じ目線で太平洋の眺望が 楽しむことができる、「龍馬に大接近」というイベントも開催されています。
雪蹊寺はこの桂浜から西へ車で約10分、高知市長浜の住宅街の中に建っています。
本尊は鎌倉時代の高名な仏師、運慶の作といわれる薬師如来像で国の重要文化財に指定されています。
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