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高知県内霊場めぐり

二十六番札所 金剛頂寺

2015年9月20日(日)

土佐湾に突き出した小さな岬の頂上、鬱蒼とした原生林の中に佇む金剛頂寺
807年に弘法大師が開いた最初のお寺といわれています。
以来歴代天皇の庇護を受け、平安時代には現在の室戸市の大部分を寺領として所有していました。
正倉院様式の宝物殿には、わが国唯一の弘法大師の遺品や多数の重要文化財が収蔵されています。

お寺の山門といえば普通は仁王さんが左右におられますが、ここ金剛頂寺の仁王門には

大きな藁草履が奉納されており、仁王像はその後ろに隠れて立っています。

 

ここ室戸では秋分の日頃から春分の日頃にかけて、太陽がだるまのように見えることがあります。
これは海水温と大気の温度差により水蒸気に光が屈折するのが原因ですが、
室戸岬は太平洋に突き出ているため、朝は東に「だるま朝日」が、
夕方には西に「だるま夕日」を見ることも出来るそうです。

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二十五番札所 津照寺

2015年9月13日(日)

25番札所・津照寺は「室戸三山」のひとつで、戦前遠洋マグロ漁で賑わった、

室津港を見下ろす小高い山の上にあるお寺です。
地元の人は親しみを込めて「つでら」と呼んでいます。

 

山門から本堂に続く石段の途中には、龍宮城のような朱塗りの鐘楼門があります。
その鐘楼門をくぐりやっとたどり着いた本堂から眺める太平洋はまた一段と格別です。

 

ここ津照寺のご本尊は、弘法大師が漁業と海上の安全を祈願して刻んだという延命地蔵です。
土佐藩の初代藩主・山内一豊が室戸沖であわや遭難というときに、お坊さんに化身し

助けてくれたのがこの延命地蔵だったということでその後、別名楫取地蔵(かじとりじぞう)とも呼ばれ人々の篤い信仰を集めてきました。

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二十四番札所 最御崎寺

2015年9月6日(日)

24番札所・最御崎寺は黒潮洗う室戸岬の突端に建つお寺で、
眼下には真っ白な灯台、その向こうには太平洋が広がっています。

この寺は807年、唐から帰国した弘法大師が虚空蔵菩薩を刻み本尊とし建立しました。
その後、歴代の天皇や足利幕府将軍、土佐藩主などに庇護され、広く栄えていきました。

大師が虚空蔵求聞持法の苦行をし悟りを開いたといわれる洞窟「御厨人窟(みくろど)」は
最御崎寺の近く、国道55号沿いにあります。
この御厨人窟の中で聞こえる波の音は「日本の音風景百選」にも選ばれています。

毎年秋に行われる室戸岬灯台祭り。ここ最御崎寺では昨年からその夜に
境内でロックやジャズ、民族音楽などのライブコンサートが開かれています。

「地元の方にもっと気軽にお寺に来てもらいたい」という島田住職の想いが形になりました。

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