第八十七番札所 長尾寺
2015年5月31日(日)
聖徳太子の開創と伝えられる長尾寺。
山門から覗く境内は、すっきりとした神聖な空気が感じられます。
山門を入った右側の楠は、樹齢約800年と言われ、根元の穴には「おせんさん」
と呼ばれる狸が住み着いていたそうです。
その魂が残っているということで、しめ縄を巻きお祀りをするようになったのですが、
今は、その痕跡を残すのみとなっています。
古くより聖武天皇(724)、天平11年(739)に行基菩薩がこの地を訪れ、
霊感を得られ柳の木「楊柳」をもって聖観世音菩薩像の尊容を刻み本尊とし、
堂宇を建立して安置されました。
また、長尾寺は静御前が母の磯禅尼とともに得度した後、髪を埋めたと言われる
「静御前剃髪塚」があり、歴史ファンも多く訪れます。
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【カテゴリー:シーズン1】