86番札所・志度寺の無染庭
2019年3月10日(日)
志度寺は古刹で見所が多い中で、今回は歴史ある庭をご紹介します。
まず「無染庭」は、志度寺に伝わる『海女の玉取り伝説』をモチーフに、作庭家の重森三玲が手がけました。
岩と白砂で瀬戸内海の海と波を、岩に隠れるように配置している石は海女が隠して持ち帰った、面向不背の玉を表し、随所に物語の世界が表現されています。
もうひとつの「曲水式庭園」は室町時代に細川氏によって作庭された、大変古い歴史をもっています。
貴族が蛇行する川を造り、曲水の宴という遊びを行いました。その名残の残る庭が染庭の南側に広がっています。
お参りの節はぜひご覧くださいね。
執事の野崎恭一さんにご案内いただきました。
3月10日放送内容の再生はこちらから |