第19番札所 立江寺
2018年12月16日(日)
今日のお寺は、徳島県小松島市の19番札所 立江寺です。仁王門をくぐると、幾つものお堂や多宝塔が立ち並ぶ静かな境内がお遍路さんを出迎えます。
しかし、この立江寺は、悪人を通さない関所寺でもあります。昔、お京という女性の髪の毛が、本堂の鐘の緒に絡みついて取れなくなった事があったそうです。実はお京には夫を殺害した過去があり、前非を悔いた彼女は立江寺の近くの庵で夫を供養しながら一生を終えたとか。境内にある黒髪堂には、髪の毛が絡みついたままの鐘の緒が納められています。
立江寺の門前町にある和菓子屋さん「酒井軒本舗」には、お遍路さんにも人気の名物 たつえ餅があります。薄紫色の餅は、古代米の黒米を使ったもの。独特の風味が中の餡によく合い、訪れるたびに買い求めるリピーターも多いそうです。
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