二十六番札所 金剛頂寺
2015年9月20日(日)
土佐湾に突き出した小さな岬の頂上、鬱蒼とした原生林の中に佇む金剛頂寺は
807年に弘法大師が開いた最初のお寺といわれています。
以来歴代天皇の庇護を受け、平安時代には現在の室戸市の大部分を寺領として所有していました。
正倉院様式の宝物殿には、わが国唯一の弘法大師の遺品や多数の重要文化財が収蔵されています。
お寺の山門といえば普通は仁王さんが左右におられますが、ここ金剛頂寺の仁王門には
大きな藁草履が奉納されており、仁王像はその後ろに隠れて立っています。
ここ室戸では秋分の日頃から春分の日頃にかけて、太陽がだるまのように見えることがあります。
これは海水温と大気の温度差により水蒸気に光が屈折するのが原因ですが、
室戸岬は太平洋に突き出ているため、朝は東に「だるま朝日」が、
夕方には西に「だるま夕日」を見ることも出来るそうです。
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