高知県幡多郡黒潮町馬荷地区には、七立栗(ななたてぐり)と呼ばれる珍しい栗があります。 いいつたえでは、弘法大師が馬荷の山中で道に迷ったところ信心深い炭焼きの夫婦によって助けられ、手厚いもてなしを受けたことの礼として地区に残る湧き水、馬荷冷泉とともに残されたといわれており、年に7回も実をつけるということで七立栗、またの名を太師栗とも呼ばれます。そんな七立栗を地域の宝として観賞用、また食用としても栽培されている七立栗生産組合、組合長の矢野さんにお話を伺いました。