36番札所 青龍寺
2016年5月22日(日)
36番札所青龍寺は漁港の町、土佐市宇佐町から宇佐大橋を渡った横浪半島にあります。
海辺のお寺にふさわしく、ご本尊は「波切不動明王」。
その昔、弘法大師が乗った遣唐使の船が海上で嵐にあったときに、不動明王が現れ剣で波を切って船を救ったことから、この波切不動明王をご本尊としたといわれています。
そのご本尊を祀る本堂へは、170段の急な石段を登らなければなりません。
この日も団体で来られた年配のお遍路さんたちが、手摺につかまりながら一生懸命「ふうふう」と息を荒げて登っていました。
まるで壁のように目の前に迫る最後の石段を登りきると、やっと本堂に到着です。
本堂前には凛々しい波切不動明王の石像が、太平洋を向いてたっています。
境内にはお遍路さんをいたわるように、初夏の風が優しく流れていました。
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