第八十六番札所 志度寺
2015年5月24日(日)
志度湾に面して建立される志度寺。
開創は、推古33年(625年)と古く四国霊場屈指の古刹です。
本尊は、十一面観世菩薩立像、両脇侍の不動明王立像、毘沙門天立像は平安時代の作。
本堂、仁王門と共に重要文化財に指定されています。
こちらの閻魔堂は、寛文11年に建てられたもので閻魔様がお祀りされているお堂です。
中には真っ赤なお顔の閻魔様がお座りになっていますが、どこか愛嬌のある親しみやすい
お顔です。志度寺縁起絵によると、閻魔様は一度亡くなった方を蘇らせて、あの世で見た自
分と同じ閻魔様を作らせ志度寺にお祀りさせたそうです。
また、閻魔様の冠には観音様が10体いらっしゃいますが、これは、ご本尊が十一面観世菩薩
であることからで、全国的にも大変珍しいものです。
毎月、17日には閻魔堂を拝観することができますので、どうぞ、お立ち寄り下さい。
こちらは、藤原房前が母のために建立したと言われる「海女の墓」。
命日である7月16日には、「志度寺の十六度市」が開催され、年に一度、本尊の御開帳も
行っております。
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【カテゴリー:シーズン1】