徳島県の西部・つるぎ町にある四国霊場のミニチュア版・端(はば)四国八十八箇所を描いた鉛筆画展が、現在、鳴門市ドイツ館で開催されています。作者は、徳島県在住のイラストレーター・須恵泰正(すえ やすまさ)さんです。須恵さんは、タウン情報誌に「すえドン」のペンネームで端四国八十八箇所の鉛筆画を7年に渡って連載。今年の「CU8月号」で、すべてのお堂を描き切りました。 「端四国八十八箇所霊場・須恵泰正鉛筆画展~結願~」 会場…鳴門市ドイツ館2階企画展示室 2021年8月1日(日)~8月31日(火)※8月23日は休館日
徳島県小松島市の十九番札所 立江寺では、おととしから、手作りの品物などのお店が集まるイベント「寺市」を定期的に開いています。6月下旬に8回目の寺市が開催され、会場の信徒会館には、手作りの小物やアクセサリーなど様々なブースが並びました。中には、マッサージやDJのブースもあり、お寺は若者や家族連れでにぎわいました。 次回の立江寺の寺市は、10月下旬開催の予定です。
江戸時代には、多くの庶民が四国遍路を行いました。では、支配階級である武士は、どうだったのでしょうか。先ごろ武士のお遍路に関する論文を発表した、徳島県立博物館の学芸員、松永友和さんにお話をうかがいました。 従来、武士が主君のそばを長期に渡って離れる事は難しいとされていましたが、武士が書いた遍路日記の「四国旅日記」と、紀行文の「春夏の杖(はるなつのつえ)」には、各地で受けたお接待の様子や、巡礼の途中で詠んだ俳句が記されています。