36番青龍寺と37番岩本寺の間、須崎市から山間部に続く津野山街道。 愛媛県境に梼原町があります。 坂本龍馬脱藩の道もあり、往来の多かった町内に13も残る茶堂は、 古くからお接待の文化が盛んであったことを今に伝えています。 その茶堂には弘法大師が祀られていることも多く、 いまでも地域の大切な信仰の場になっているそうです。 お話を、梼原町松原地区の久岡さんに伺います。
弘法大師も歩いたといわれる土佐 塩の道。 道中や周辺には弘法大師の伝説やゆかりのものがいくつも残されています。 弘法大師が修行で座った岩にできた窪みに溜まった水が、いびら(いぼ)に効くとされた話や、 いじわるな村人を戒めたエピソード。また、巨大な落石を受け止めた跡が残る岩などを訪ねます。 今回も、土佐塩の道保存会の公文さんにご案内いただきながら、貴重なお話を伺います。
香南市赤岡町に、遍路道と交わるかたちで塩の道があります。
かつては山間部まで塩や物資を運搬していたことから塩の道と呼ばれています。
交通の発達などにより近年まで忘れられた存在だった塩の道ですが、丁石(道標)を発見した地元有志の尽力により、
日本の歩きたくなる道500選に選ばれるなど、地元の大切な文化遺産になっています。
弘法大師ゆかりの場所なども残る塩の道、保存会の公文さんが出会った不思議なご縁のエピソードなどを交えてお送りします。