二十九番札所 国分寺
2016年1月10日(日)
高知県南国市に建つ二十九番札所・国分寺は
天平13年、奈良時代の最盛期に全国で建てられた国分寺の1つです。
境内にはこけら葺きの本堂や重厚な仁王門、スギゴケの美しい庭園など足の疲れを癒しながら
ゆっくりと散策したい景色が広がります。
また国分寺周辺は中世まで国府があった場所で、土佐日記で有名な
平安時代の歌人・紀貫之も国司として4年間この地に滞在していました。
国分寺近くに店を構える創業約120年の「元祖山崎へんろいしまんじゅう」
どこか懐かしい素朴な味で、毎回買っていかれるお遍路さんも多いそうです。
売り切れ次第終了となりますので、できれば午前中に立ち寄ることをおすすめします。
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二十八番札所 大日寺
2016年1月3日(日)
二十七番札所・神峯寺から二十八番札所・大日寺へ向かうには海岸沿いのサイクリングロードを歩きます。
その道の途中、安芸市赤野に「いらっしゃいませ。粗末な小屋ですが休んでいってください」という
手書きの看板が目印のお遍路さんに有名な「栗山さんの接待小屋」があります。
立派な小屋の中には温かいお茶やコーヒーがいつも準備されており、
潮風に疲れた体を優しく癒してくれます。
二十八番札所・大日寺。ご本尊は行基作といわれる寄せ木つくりの大日如来坐像。
奥ノ院には弘法大師が爪で薬師如来像を彫られたという、楠の霊木が安置されています。
またそのお堂の脇には、土佐の名水40選に選ばれた清水が湧き出しお遍路さんの喉を潤しています。
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