弘法大師空海生誕の寺、75番札所善通寺。早朝から御影堂で行われる朝の勤行に参加すると、空海が生まれたといわれる部屋のすぐそばにまで近づくことができます。又御影堂の裏手にまわると、産湯に使われたとされる井戸があり、今も滾々(こんこん)と水が湧き出しています。
実際にその場所に行き、そこに立ってみるからこそ 存在を身近に感じることができる、そんな場所があります。
今週は、中嶋孝謙さんに、善通寺ならでは、弘法大師空海の存在を実感できる場所をご案内いただきました。
真言宗善通寺派の総本山である香川県の善通寺は、京都の東寺、和歌山 高野山の金剛峰寺とともに空海三大霊場のひとつ。
善通寺の57世法主であり、善通寺派管長の樫原禅澄さんは、弘法大師の教えを、わかりやすく説く、庶民派の管長さんとして人々に慕われています。
樫原禅澄管長に、弘法大師の想い、お遍路の心を伺いました。