灌漑用のため池としては、日本最大級の満濃池。この時期は、中讃地域のたんぼを潤すため、水門からはドウドウと音をたてて水が流れ出しています。
弘法大師が満濃池の修築を命じられ、工事を完成させたその報奨金でつくられたのが74番・甲山寺。甲(かぶと)の形の山がすぐ後ろに迫ります。
そして、75番は弘法大師生誕の寺・善通寺。
善通寺の仁王門の目の前にあるのが、名物カタパンが人気の熊岡菓子店。地元の人にも参拝客にも大人気。ひっきりなしにお客さんが訪れます。
500段を超える石段を登る弥谷寺。お参りを済ませたお遍路さんは、「不思議だけれど、札所の階段を上り下りしても翌日足が痛くならない。ご利益ですね~」と話してくれました。
曼荼羅寺のすぐそばには、お茶の接待所と、歩き遍路さんにはおうどんを接待するお土産うどんの販売店が。
ここでもお大師さんのおかげを感じるとのエピソードがありました。
また、出釈迦寺では、夏ならではのきゅうり加持のお話を伺います。
今週は、霊場の中でも唯一の「一山二霊場」同じ境内に二つの札所がある68番神恵院・69番観音寺から、
70番本山寺までの遍路道でみつけた、お遍路さんにも人気のおうどんをご紹介。
創業から100余年、財田川のほとりに初代がひらいた茶店がはじまりという「本場かなくま餅福田」は、
香川ならでは、県外の方にはちょっと意外なおうどんが人気メニューになっているお店。
お遍路さんも、ここで一息いれ店を出ると、視線の先には次の札所・本山寺の五重塔。そこには昔からお遍路さんが見てきた風景が残っていました。